業務用食用油を長持ちさせる5つのポイント

揚げ物を繰り返すうちに、油は汚れや熱によって徐々に劣化していきます。

劣化した油を使い続けると、仕上がりの味や香りが落ちるだけでなく、色や風味の変化からクレームにつながることも。

油の劣化をできるだけ遅らせることは、品質維持とコスト削減の両方に効果的です。

ここでは、すぐに始められる業務用食用油を長持ちさせる5つのポイントを紹介します。

目次

1.不純物を取り除く

油の劣化を早める原因のひとつが、食材のカスや粉、水分などの不純物です。

小麦粉などの衣はしっかりとはたき、油に落ちたカスはこまめにすくい取りましょう。

また、余分な水分はペーパーなどで拭き取ってから揚げることが大切です。

2.油の回転率を高める

常に新しい油が循環するようにすることで、全体の劣化を抑えられます。

こまめに足し油をする

定期的に少量ずつ新しい油を足すことで、古い油と混ざり、状態を保ちやすくなります。

適切な油量を保つ

フライヤーに油を入れすぎると継ぎ足しができず、同じ油を長く使うことになってしまいます。

逆に少なすぎると温度変化が激しく劣化しやすいため、機器に合わせた適正量を維持しましょう。

短時間でまとめて揚げる

油は空気・光・水分に触れることで酸化が進みます。なるべく効率よく、短時間で揚げることで劣化を防ぎやすくなります。

3.温度管理を徹底する

フライヤーの温度が10℃上がると、油の劣化スピードはおよそ2倍になるといわれています。長時間揚げ物をしないときは、電源を切るか低温モードに設定しましょう。

温度センサーを活用し、こまめに清掃して正常に作動するよう管理することも大切です。

4.フライヤーの清掃と濾過を実施する

油の濾過と清掃を定期的に行うことで、劣化を大幅に抑えられます。

おすすめの業務用商品をご紹介します。

ミルオイルフィルター

ミクロン級の細孔で細かな揚げカスまでしっかり除去。調理温度のまま素早く濾過できます。

油の酸化を抑えて長持ちさせることで、ひと月で使用量を約30%カット!

油ながもちくん

天然成分の多機能セラミックスボール。油を長持ちさせ、揚げ物をサクッと仕上げます。

セハー 油かためる「で・ポイ」

使用後の油を固めて簡単に廃棄できます。

フライヤースター

フライヤー内部をしっかり洗浄。清潔に保つことで油の劣化スピードを約半分に抑えます。

5.廃油基準を設定する

見た目の色だけで判断せず、酸化判定試験紙などで数値管理を行いましょう。

厚生労働省が定める「酸価・過酸化物価に関する基準」を参考に、店舗ごとに廃油の目安を設けておくと安心です。

業務用食用油を長持ちさせたい方へ

揚げ油を清潔に保ち、長く使うための工夫は、品質維持とコスト削減の両立につながります。

パオワールド(株式会社ハニー直営店)では、フライヤー用フィルターや油処理剤、洗浄剤など、日々の油管理に役立つ商品を取りそろえています。

宮崎の店舗だけでなく、公式通販サイトから全国へのご注文も可能です。

油の濾過や清掃、廃油処理に役立つアイテムをチェックして、より効率的で安全な調理環境づくりにお役立てください。

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