ジャムの製造・販売ガイド|商品化までの流れと容器選びのポイント

ジャムなどの加工品を製造したい方向けに、容器選びや表示内容、販売方法まで一連の流れをわかりやすくまとめました。初めての商品づくりでも進めやすいステップ形式でご案内します。

パオワールドでは、製品づくりのお手伝いをしています。容器や外装箱、梱包資材のご提案をはじめ、必要に応じて専門の機関や外部サポートの紹介も可能です。

商品化を検討している方は気軽にご相談ください。

目次

①商品コンセプトを決める

「誰に、どんなジャムを届けたいか」を明確にします。

使用する原材料(宮崎産フルーツなど)、ターゲット層(健康志向、お土産など)

②管轄保健所への事前相談と資格取得

「どこで、どのように製造するか」を伝え、必要な営業許可(密封包装食品製造業など)と、施設・設備の基準を確認します。

必要な営業許可(密封包装食品製造業など)と、施設・設備の基準を確認します。

地域や製造方法によってルールが異なるため管轄の保健所の食品衛生担当窓口に相談しましょう。

自治体で開催される養成講習会を受講し、食品衛生責任者の資格を取得します。

施設の責任者として、衛生管理の知識を身につけます。

③製造環境の整備と営業許可の申請と検査

保健所の基準(専用手洗い場、二槽シンクなど)を満たすよう設備を整えます。

整備した施設を保健所に申請し、担当者による実地検査を受けます。

この検査に合格して初めて、営業許可証が交付されます。

④容器の材質を選ぶ

内容物や仕上がりイメージに応じて、3タイプの容器をご提案します。

ガラス瓶(広口瓶)

メリット
  • 耐熱性
  • 賞味期限の安定
  • 高級感・重厚感
デメリット
  • 輸送時の破損リスク
  • 洗浄が必要
  • キャップシールが必要な場合あり

袋(スタンドパウチ袋)

メリット
  • 耐熱性
  • 使いやすさ
  • 密閉性
デメリット
  • 最低ロット
  • 一部商品は充填しにくいことがある

PET・プラスチック容器

PET・PP(ポリプロピレン)製の広口ボトルです。

メリット
  • 軽量
  • 低コスト
デメリット
  • 耐熱性がない
  • 使用用途が限定的

⑤ラベル表示を決める

商品として販売するために必要な表示をまとめます。

  • 品質表示
  • 栄養成分
  • アレルゲン表示
  • リサイクルマーク
  • バーコードの有無
  • ラベルの耐水性や紙質の選択

⑥販売方法を考える

店舗販売・委託販売・ネット販売(発送)など、販路に合わせてご提案が可能です。

【外装材・梱包資材の提案例】エアパッキン・ギフトBOX・手提げ袋

まとめ|ジャムの商品化は「流れの整理」と「容器選び」が大事

ジャムを商品化するには、作る内容の整理・容器選び・表示の確認・販売方法の検討といった基本のステップを押さえておくと、流れがつかみやすくなります。

下記の記事も参考になりますので、あわせてご覧ください。

素材や仕上げ方によって最適な容器や必要な表示が変わることもあります。

ご希望の商品イメージに添えるようにご提案させていただきますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。

店長 名野

加工品ごとに、基本的な流れのガイドをご用意していますので参考にしてみてください。

目次