加工食品(肉・魚)の商品化ガイド|製造の流れと容器選びのポイント

肉や魚を使った加工食品を製造したい方向けに、容器(袋)選びや表示内容、販売方法まで一連の流れをわかりやすくまとめました。初めての商品づくりでも進めやすいステップ形式でご案内します。

パオワールドでは、製品づくりのお手伝いをしています。容器や外装箱、梱包資材のご提案をはじめ、必要に応じて専門の機関や外部サポートの紹介も可能です。

目次

①商品コンセプトを決める

肉・魚など、商品にしたい食材の種類や特徴、製造方法を決める。方向性を固めることで、「売れる商品」かどうかの基準ができます。

ターゲットの例(誰のための商品?)

  • 忙しい主婦
  • キャンプ好き
  • 飲食店向け業務用

ベネフィットの例(何が嬉しい?)

  • 焼くだけでお店クオリティ
  • 冷凍でもふっくら、レトルトで常温保存
  • 低アレルゲン、無添加

差別化ポイントの例(なぜ買う?)

  • 宮崎県産の若鶏使用
  • 独自スパイス配合
  • 職人仕込みの手切り

② 内容量を決める

①のコンセプトに応じて内容量を決める。

③ 容器(袋)の種類を選ぶ

加工工程(真空、加熱、冷凍など)に合わせて、袋の材質・温度・厚みを決めます。

チャック袋

メリット
  • 再封性がある
  • ディスプレイ効果が高い
デメリット
  • 真空包装には不向き
  • 最小ロットが多め

真空袋

メリット
  • 密閉性が高い
  • 低コスト
  • 店舗在庫がある場合が多い
デメリット
  • 真空包装機が必要
  • 最小ロットあり
  • 再封不可

レトルトパウチ袋

メリット
  • 耐油性
  • 加熱殺菌に対応
  • 長期保存が可能
デメリット
  • 高コスト
  • 両面シーラー機が必要
  • 最小ロットあり

④販売価格の目安を決める

原料費・袋の種類・加工費などを踏まえて、販売価格の方向性を考えます。

⑤ラベル表示を決める

食品表示に必要な項目を確認します。

  • 品質表示
  • 栄養成分
  • アレルゲン表示
  • リサイクルマーク
  • バーコードの有無
  • ラベルの耐水性や紙質の選択

⑥販売方法を考える

店舗販売・委託販売・ネット販売(発送)など、販路に合わせてご提案が可能です。

【外装材・梱包資材の提案例】エアパッキン・ギフトBOX・手提げ袋

まとめ|加工食品(肉・魚)の商品化は「流れの整理」と「容器選び」が大事

加工食品を商品化するには、作る内容の整理・袋の選定・表示の確認・販売方法の検討といった基本の流れを押さえておくとスムーズです。

加工工程(真空・加熱・冷凍など)によって最適な袋や必要な設備が変わるため、迷う場合は相談いただければ、商品づくりに合った形をご案内できます。

店長 名野

加工品ごとに、基本的な流れのガイドをご用意していますので参考にしてみてください。

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